事業主借・事業主貸について


個人事業をしていると避けられない、事業主借と事業主貸。どちらがどちらで、どのような場合に使えるのか、混乱してしまいますよね。

結論から言うと、以下のようになります。
「事業」と「あなた(事業主)(個人)(プライベート)」との間で、
事業主借は「事業が」「あなた(事業主)に」借りる
事業主貸は「事業が」「あなた(事業主)に」貸す

覚え方としては、主語が事業、と覚えてもいいし、間に「に」をつけるでもいいです。


事業主借

事業の経費を、プライベートの口座・クレジットカードで支払った場合や、
プライベートのお金が、事業用へ移動した場合などに使います。


例:プライベートの口座から、事業用の資金として、200,000円を移動した
(借方)普通預金 200,000 / (貸方)事業主借 200,000

例:事業用の交通費1,000円を、プライベートの現金で払った
(借方)旅費交通費 1,000 / (貸方)事業主借 1,000


事業用の口座で利息が付いた場合も、事業主借を使います。
利息にはすでに税金がかかっているので、事業所得とすると二重課税になってしまうからです。
FXの各社がキャンペーンで行っている、キャッシュバックも同様です。



事業主貸

プライベートでの出費を、事業用の口座・クレジットカードで支払った場合や、
事業用のお金が、プライベートへと移動した場合に使います。


例:事業用の口座から、生活費として50,000円を引き出した
(借方)事業主貸 50,000 / (貸方)普通預金 50,000

例:事業用の口座から、事業用兼自宅の家賃10万円が引き落とされたが、按分は事業3割、個人7割にしたい
(借方)地代家賃 100,000 / (貸方)普通預金 100,000
(借方)事業主貸  70,000 / (貸方)地代家賃  70,000


また、所得税などの源泉税についても、事業の経費ではありませんので「事業主貸」となります。